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もう悩まない! 汗や頭皮のニオイに関するケア&対策方法をプロが伝授

2024.7.9
もう悩まない! 汗や頭皮のニオイに関するケア&対策方法をプロが伝授

高温多湿のシーズンを迎え、毎日滝のような汗をかいては頭皮が蒸れて、そのニオイを気にしている人も多いはず。そんな周りに打ち明けづらいデリケートなお悩みについて、美容師さんと化粧品インストラクターの2人に対策方法を教えてもらいました。外出先での応急処置や自宅でのケアなど、すぐにでも取り入れたいアドバイスばかり。猛暑日を健やかに過ごせるヒント、ぜひ参考にしてみませんか?

このコンテンツはこのような人におすすめ!
  • 自分のニオイが気になる人。
  • セルフチェック方法を知りたい人。
  • 汗かきさんで、夏の頭皮や髪のケア方法を知りたい人。
  • 外出先での汗やニオイの対処法について知りたい人。
「LILIA.」総括店長 西田汐里さん
「LILIA.」総括店長 西田汐里 さん 「LILIA.」総括店長
西田汐里 さん

2014年に「LILIA.」入社。22年〈ピトレティカ〉のビューティライフコンシェルジュ認定取得。お客様のライフスタイルと、髪本来の素材美を大切にしたデザインを得意とする。「ご年齢を重ねられても美しく、長くお客様に通っていただけるサロンを目指しています」。


タカラベルモント化粧品教育推進課 大平 藍
タカラベルモント化粧品教育推進課 大平 藍 タカラベルモント化粧品教育推進課
大平 藍

2015年入社。サロンサポートを行いながら教育カリキュラム、講習コンテンツの制作を担当。「今回の記事が、美容のことはまず美容師さんに相談してみよう! と信頼のおける美容師さんに出会っていただける機会となり、夏を快適に過ごしてもらえれば幸いです」。

頭皮のニオイの原因

スタイリング剤の洗い残しもニオイの原因に

── 今年も猛暑日が続くようで、たくさん汗をかきそうです……。汗をかくとヘアスタイルが崩れる、帽子を脱いだあとの頭皮のニオイや朝起きた時の枕のニオイが気になるなど、汗とニオイにまつわる悩みを抱えている人も多いと思います。まずは単刀直入に、頭皮のニオイの原因について教えてください。
大平:頭皮のニオイの主な原因は、皮脂や汗ですが、実は身体よりも頭皮の方が皮脂の分泌量が多いんです。そのうえ頭皮は髪で覆われているため湿度が上がって蒸れやすく、夏場は特に細菌が繁殖しやすくなり、そこからニオイに繋がるのが一番の要因になります。また最近、頭皮環境によくない影響を与えているのがスタイリング剤の洗い残し。スタイリング剤がきちんと洗い流せていないため、皮脂や汗と混ざってニオイのもとになっているケースもあります。西田さんもサロンワークを通してそう感じられることもあるかと思いますが、お客さまにどんなアドバイスをされていますか?

西田:スタイリング剤のなかでもバームやオイルといった油分の多いアイテムが主流になっているので、例えば普段どんなシャンプーを使っているか、髪だけでなく頭皮もしっかりと洗えているかどうかなどをお聞きします。あとは後ほどお話するサロンケアをおすすめすることもありますね。

── なるほど。ただ、しっかりシャンプーできているか、スタイリング剤がきちんと洗い流されているかどうか、自分では判断が難しそうな……。
西田:わかります。例えば、シャンプーをして髪を乾かしたあと、粘性が残っているというか、ご自身でなんとなく髪がサラサラになっていないと感じられたらスタイリング剤や余分な皮脂が残っている可能性が考えられます。あとはシャンプーの泡立ちが悪い時。この場合はシャンプーをする前の予洗いが大事になってきます。

生活習慣にも左右されるほど頭皮は繊細

── 日々のストレス、それに食事や運動、睡眠などの生活習慣もニオイに関係すると聞いたことがあります。
大平:一般的に頭皮の皮脂バランスが悪くなるのは、自律神経やホルモンバランスの乱れなどの内的要因が原因で、それらのもとをたどると食生活の偏り、運動不足や睡眠不足が関係しています。対策としては、なるべく脂っぽい食べものは控えて皮脂の代謝を良くするビタミンBなどが豊富な緑黄色野菜を摂ること。緑茶のカテキンや梅干しのクエン酸、紅茶のタンニン酸なども消臭効果が期待できます。

西田:ストレスや運動不足に関しては、私もお客さまにそっと伺うように意識していますね。体の不調がないかお聞きしたり、ストレスを感じているようであればストレッチをおすすめしたり。

大平:運動不足によって汗腺の状態が悪くなると、スポーツをしたあとのようなすっきりとした汗とは違って緊張やストレスを感じた時と似たようなイヤな汗が出て、それがニオイの原因になることもあります。そういう意味では手軽にできるストレッチはいいですよね。

── 自律神経やホルモンバランスの乱れ、汗腺の状態と、頭皮って私たちが考えている以上に繊細なんですね。
西田:その通りです。ニオイが気になったり炎症が起きたりフケやかゆみが生じたり、繊細だからこそ頭皮トラブルが起こるとなかなか治りづらい傾向があります。

髪や頭皮の状態で体調がわかる!?

── その頭皮トラブルに関して、セルフチェックを通じて事前に気づけないものなんですか?
西田:血行不良が原因で頭皮が硬くなって指先で動かしにくいと感じたら、頭皮環境が乱れているサインかもしれません。頭皮の赤みや黄みは自分では見づらいので、信頼できる美容師さんに相談するのがいいと思います。私もお客さまの髪や頭皮の状態を見て、さりげなく体調の変化を尋ねたり、ケア方法をお伝えしたりしています。

大平:いろんなケア方法がありますけど、まずはご自身の状態を美容師さんに相談してみるのがいいですよね。

外出先での対処法

除菌シート※1で地肌を拭く

── 頭皮のニオイの原因について理解できたところで、汗をかいた時の対策、なかでも、外出先で汗をたくさんかいてしまった際の対処法について教えてください。
西田:そうですね、例えば除菌シート※1で頭皮を拭いたり、一時的に汗を落ち着かせるには冷却シートで首の血管を冷やしたり。今流行っているコールドリングを首に巻くのもいいかなと思います。

大平:首元をひんやりさせるコールドリングは人気ですよね。私も除菌シート※1がおすすめで、汗をかいた時はフェイスラインが特に気になると思うので、帽子を脱いだタイミングなどでも地肌を拭いて皮脂を取り除くだけでも応急処置としては効果的です。お子さんの手を拭くために除菌シート※1を持っているママさんも多いので手軽に使えそうですよね。
※1敏感肌の方はアルコール不使用のものなど、頭皮への使用が可能なものをご使用ください。

ドライシャンプーで軽くマッサージするのがベスト

── 外出先でも使えるドライシャンプーについてはいかがですか?
大平:バッグやポーチに携帯できることもあって、汗やニオイの対策としてすごくおすすめです。顔まわりや襟足といったベタつきやすくニオイを感じやすいところにスプレーして、汗でボリュームがなくなった髪の根元を立ち上げるように軽くマッサージをすると、なお良しです。〈エステシモ〉の「セルサート リウェイク シャワー」は、スプレーするだけでシャワーを浴びたあとのようにすっきりシュワッと心地いい“炭酸※2シャワー美容液”。トウモロコシ由来のパウダー※3が、ベタつきを抑えて頭皮をすっきり爽やかにします。また、天然精油の香りがニオイをマスキングし、リフレッシュ感を与えてくれます。髪はもちろん頭皮もサラサラにしてくれるので、ぜひお試しいただきたいですね。 ※2噴射剤として  ※3オクテニルコハク酸デンプンAI(コンディショニング)

西田:以前から興味があったんですけど、今のお話を聞いてより一層使ってみたくなりました。営業職など外回りが多い方だと、室内に入る前にシュッとスプレーするだけで自信が持てそうですよね。

大平:そうですよね。私の同僚は朝にランニングをして、涼しい日などわざわざシャワーを浴びるほどでもない時はドライシャンプーを出勤前に使っていると話していました。ジムの帰りやスポーツを楽しんだあとにも使っていただけそうです。

前髪対策としてフェイスパウダーも使える!?

西田:あとは学生さんなどの若い方を中心に、マットタイプのフェイスパウダーを使うのが流行っています。大平さんからもあったように、汗をかいて前髪がペタッとなるのを防ぐために、あらかじめマット系のパウダーを髪の生え際に塗布しておくとベタつき対策になるみたいですよ。

大平:汗でヘアスタイルが崩れるとなると、やっぱり前髪が気になりますよね。なので、西田さんが話してくれたようにおでこにフェイスパウダーをつけるというのは理にかなっているというか、いい対策だと思います。

頭皮のニオイの予防策

自宅で実践すべきケア方法アレコレ

── 続いて頭皮のニオイの予防策について教えてください。
大平:大前提として普段から頭皮ケアをして、清潔さを保つこと。頭皮をきれいにすることで髪の根元が立ち上がり、髪の毛と頭皮の間に空気が入り込みやすくなって湿気が逃げやすい環境を作ることができます。風通しを良くするようなイメージですね。予防策ということで自宅でのケアに関しては、単純に洗浄力が強いシャンプーを使ってくださいということではなく、その方に合ったものを使い、その方に合った洗い方を美容師さんにアドバイスしてもらうのが一番かなと思います。

西田:はい、一生懸命アドバイスさせていただきます(笑)。予防策としては、頭皮がすっきりするクール系シャンプー(参考記事:夏本番にこそ使いたい!クール系シャンプー3選、体験レポート)や炭酸シャンプーを週に1、2回のスペシャルケアとしてするといいかなと思います。

大平:頭皮の汚れを落として清潔にするというところでは、頭皮ブラシも便利ですよね。多毛の人の場合、シャンプーをする時に地肌までなかなか指が届かないこともあり、洗い残しや流し残しの積み重ねで後頭部が蒸れてニオイの原因になるケースも。頭皮ブラシは心地いいと思う硬さのものを選び、マッサージしながら使っていただくのがより良いと思います。

西田:それからシャンプーの時の温度設定も気をつけたいところです。実際に私がそうなんですが、熱めの温度でシャンプーするのが好きな人って多いと思うんです。でも、高温だと頭皮が乾燥してしまう上、皮脂を過剰に取りすぎることで余計に皮脂が分泌されてしまうので、ぬるめの温度設定で洗っていただきたいですね。

大平:シャンプーの時は38℃くらいを推奨しています。皮脂を落としすぎてしまうこと以外に、カラーが褪色しやすくなってしまう原因にもなるんですよね。

時にはプロの手を借りるのも一つ!

西田:あとは夏場に限らず、就寝前にドライヤーでしっかり乾かしてくださいとお客さまにお伝えしています。仕上げに冷風でキューティクルを閉じてあげることもポイント。髪全体の9割ほどを乾かしたら、トップから毛先に向かってドライヤーを動かしながら冷風を当ててあげるとツヤツヤになります。

── シャンプー、シャワーの温度、頭皮ブラシ、ドライヤーの冷風と、自宅でのケアにもいろんな方法があるんですね。一方で、サロンでのケア方法の一つとしてヘッドスパが人気ですよね。
西田:頭皮の整体というスパメニューで、ゆっくり頭皮をもみほぐしながらシャンプーをします。シャンプーだけでなく、お客さまの頭皮状態に合わせて頭皮用のクレンジング剤や頭皮用美容液を選びます。定期的に受けてくださるお客さまも多いですね。

大平:スパを推奨されているヘアサロンに通っているお客さまは、やっぱり髪も頭皮もきれいなんですよね。一度でもスパを受けたことがある方だと、頭皮が健やかになって髪の根元が立ち上がっている状態と、そうでない時の違いがおそらくわかるはずです。そういう意味でも、プロの手を借りてすこやかな頭皮に整った状態を知るというのは、すごくいいことだと思います。

西田:そうですね。仕上がりを気に入ってくださるお客様が多いです。

2人が考えるニオイケアの基本とは?

── なるほど、ヘッドスパを受けて頭皮や髪が健やかな状態を知ることが大切なんですね。
西田:そうですね。スパやクレンジングも大事ですけど、ニオイの解消のことを考えると、まずはご自身の髪や頭皮の状態に合っているシャンプー・トリートメントや施術メニューを選んでもらうことが先決だと思います。もちろん、大平さんが言ってくださった食生活や生活習慣を整えることも大切ですね。

大平:私もそう思います。ニオイ対策として、まずはしっかりと頭皮ケアができるアイテムを知り、使ってもらう。正しいシャンプーの仕方を知っていただくことが基本のキですよね。

── 頭皮のニオイの原因、生活習慣、外出先での応急処置など、たくさんのことを教えてもらいましたが、自宅でのケアと併せて美容師さんを頼りに自分の髪と頭皮の状態を理解し、それに合ったアイテムを見つけて正しく使うことがもっとも重要ということですね。早速、このあと西田さんに相談してみようと思います!

TEXT_Yoshio Horikawa(TRYOUT)
ILLUSTRATION_Toshiya Kawashima(TRYOUT)

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