手の乾燥が引き起こすBadな要因
髪や顔に比べて手のケアは二の次にしがち?
── やっぱり春夏よりも冬場の方が、乾燥や手荒れを気にされる方は多いですよね?
谷崎:そうですね。春や夏も家事などで水に触れる機会は多いですけど、秋から冬にかけてお湯を使う頻度が増える分、油分が流れ落ちやすくなります。食器洗いをする時に、水よりもお湯の方が油汚れを落としやすいのと似たような考えですね。しっかりと保湿しないと、カサついてしまう一方です。
── 特に手や指先は年齢が出やすいという話もよく聞きます。
谷崎:はい。日常生活で手をよく使う分、指の節のしわが増えたり、乾燥が原因で硬くなったり、年齢が出やすくなりますね。髪と同じように、手や指先も加齢によって水分が失われていきます。
── 髪や顔の場合は毎朝必ず鏡を見るので乾燥に気が付きやすいですけど、それに比べて手や指先は二の次というか…。
谷崎:髪や顔は自分でもきれいに整えなきゃっていう意識が高いと思うんですけど、手の場合は特に気にかけておかないとなかなか。そういった意味でも、顔よりも手の方が年齢が出やすいというのはありますね。
"爪のシワ"も二枚爪も乾燥が原因
── せっかくお気に入りのネイルデザインをしていても、指先がカサカサしていると美しく見えないですしね。
谷崎:はい。それにネイルの持ちも悪くなるんですよ。手先が乾燥していると爪自体も乾燥して筋が入るようになるんです。筋には横筋と縦筋の2種類があって、横筋は爪でパソコンのキーボードを叩いていると生えたばかりの根元側の柔らかい爪に筋が入るなど、主に日常生活が原因。一方の縦筋は"爪のシワ"と呼ばれていて乾燥が原因になります。
── 爪そのものがきれいでないと、ネイルをする気にならないですね。あと私、二枚爪になって欠けてしまうことがあって。
谷崎:二枚爪の原因も乾燥です。爪は一枚ではなくて層になっているから、乾燥すると薄い層が少しずつ浮いてくるんですね。髪の毛の水分が足りなくなって乾燥すると、毛先が枝毛になるのと似ていて。なので、先ほど話したような指の節や手の甲だけでなく、爪や指先まで保湿してあげるのが大事になってきます。
髪だけじゃなく全身※をケアするほぐしオイル ※マッサージによるケア
髪につけたオイルの余りで、手や体を保湿?
── やっぱり谷崎さんは、手やネイルのケアはばっちりなんですか?
谷崎:ネイルの技術講習をしている立場として、さすがにガサガサだと説得力がないので、そうならない程度には頑張らないといけないなと意識はしています。ただ、やっぱり常に手のケアに集中するのは結構難しいので、何かのついでに保湿できるのがいいと思いますね。例えば、顔につける化粧水の余りを手に浸透させたり、「ピトレティカ フレグランス マルチオイル」を髪になじませたついでに手やネイルを保湿したり。
── ついでというのはいいですね。ヘアケアと手の保湿をワンセットとして考えれば、手だけに意識しなくても良さそうなので。
谷崎:髪の余った分だけだと足りない場合もあると思うので、そういった時は多めにつけてあげるといいと思うんですけど、せっかく余ったのであれば乾燥が気になる手やボディに使って保湿するのが一石二鳥。ひと言でオイルと言ってもなかにはヘア専用のものもありますけど、このマルチオイルの場合は手を洗い流さなくてもよく、お子さんがいるご家庭でも使いやすいと思います。
── いま話にあった「ピトレティカ フレグランス マルチオイル」は、どういったものなんですか?
谷崎:オイルの浸透力が高く髪に柔らかな艶が出るので、均一な塗布感で毛髪内部までしっとりとまとめ、うるおいのあるスタイルを出したい時におすすめのアイテムです。髪だけじゃない、全身をケアするほぐしオイルというのがいちばんの特徴なので、ボディの保湿、それにマッサージにも使えます。
手やボディを保湿してからマッサージ
── マルチオイルというとハーバル系の香りが多い印象ですけど、それらとはまた違った香りがしますね。
谷崎:マルチオイルはヘアにもボディにもつけられるから、自然をイメージしたハーバル系の香りが多いと思いますが、これはフローラル系の華やかな香りにフォーカスしています。私は甘い香りが得意ではなくて、この清潔感のある香りも気に入っています。
── 確かに華やかな香りです。あと、先ほどマッサージにも使えるという話がありましたが、マルチオイルを髪になじませた流れで手やボディを保湿し、そこからマッサージできるのはいいですね。
谷崎:そう、手や肘にはツボがたくさんありますしね。例えば、肘を曲げた時にできるシワの外側から、手のひらに向かって指3本分の辺りは"手三里"というツボがあり、ここを軽く押してあげると肩こりなどの症状に効果が期待できると言われています。
── ツボを押す際にオイルをなじませると、滑りも良くなりそうです。
谷崎:しっかりとほぐすようなイメージで押してあげるのがいいと思います。あとは冷え性で手や指先が冷たくなりやすい人は、爪の生え際近くにある"井穴(せいけつ)"というツボを押すと、自律神経のバランスを整えてくれるとされています。あまり強く押すと爪に悪いので、軽めに10秒ほど押してあげると効果が期待できそうです。いまお話ししたようなツボだけに限らず、お風呂上がりのボディマッサージをする時にも使えますよ。
お風呂上がりはもちろん、朝の出かける前や日中にも
── マルチというだけあって使いやすいアイテムなんですね。ボディにもということなので、首や肩、それに脚にも使えますかね?
谷崎:手と同じく、首も年齢が出やすいのでおすすめです。それから脚だけでなく爪やかかと、特に足の爪は乾燥が原因で巻き爪になってしまうケースもあるので、定期的に保湿してあげたいですね。
── なるほど。夜はお風呂上がり、朝は出かける前と、時間帯は気にしなくてもいいんですよね?
谷崎:はい。夜はアウトバスとして髪を乾かす前につけたり、髪より手や指先の乾燥が気になる人の場合だと、朝や日中は先に手につけてから余った分を髪になじませるのもいいですよね。必ずしも髪から先につける必要がないところも、マルチオイルの良さかなと思います。
マルチオイルを日々のルーティンに!
プロが提案するこの冬のトレンドネイル
──今回、ネイルのプロの谷崎さんに話を聞かせてもらっていることもあり、この冬のトレンドについても教えてほしいです。
谷崎:そうですね。この秋冬は偏光パールをおすすめしています。パールやラメが入っていると、指先が華やかに見えます。
──華やかさが演出できる偏光パール、気になります!
谷崎:「noiro ネイルカラー」にはひとひねりある偏光パールポリッシュが揃っています。奥行きのあるパールカラーや、暖色パール入りの肌なじみのいい寒色カラーなど、ひと塗りで手元の印象をアップできるのが魅力です。
──なるほど。この冬のおすすめカラーは2色あるんですね。
谷崎:ピンクをひとさじ落としたアイシーライラックと(写真左)、光によってさまざまに表情を変える偏光ブラウン(写真右)。ライラックはニットと相性が良く、ブラウンの方はダークトーンになりがちな秋冬スタイルのアクセントにぴったりですよ。
ネイルをしている人こそ指先を保湿!
── いま教えてもらった偏光パールや自分好みのネイルデザインをより美しく、より長く楽しむためにも「ピトレティカ フレグランス マルチオイル」を日常的に使いたいですね。
谷崎:やっぱりどれだけきれいなネイルをしていても、爪の周りがカサカサしていると本末転倒ですし、気分も沈んじゃいますからね。あとは先ほど二枚爪の話をしましたが、乾燥するとせっかくのポリッシュやジェルが爪と一緒に欠けたり割れやすくなることがあります。なので、ネイルサロンに行ってポリッシュやジェルを塗られている方こそ、マルチオイルで指先を保湿してほしいと思います。
── ポリッシュやジェルを塗っている上から、マルチオイルをなじませてもいいんですか?
谷崎:もちろんです。ポリッシュやジェルが乾いていない時にオイルをなじませるとよれてしまいますけど、乾いたあとは爪に薄い油膜が張られて細かい傷がつきにくくなり、その結果ネイルも持ちも良くなります。
── 手や指にうるおいを与えられて、ネイルの持ちも良くなるとは日々のルーティンに組み込まないとですね。ズボラな私でも、これなら続けられそうです!
TEXT_Yoshio Horikawa(TRYOUT)
PHOTO_Haruki Matsui(TRYOUT)
ILLUSTRATION_Toshiya Kawashima(TRYOUT)
記事内でご紹介したアイテムはこちら